伊丹章がオススメするボートフィッシング!
こんにちは!フィッシングナビゲーターの伊丹章です!
私は今から20年前より、釣り番組「四季の釣り」のナビゲーターとして、今でも毎週欠かさず関西の海を中心に番組リポートをさせていただいています。
新人のころ、その番組ロケで船釣りのリポートをさせていただいた時、タックルは電動リールを活用して鯛を狙う取材がありました。
そのとき見たタックルは、
「この竿を一日中持っていると筋肉痛になりそう~鯨でも釣りあがりそう」
と当時素人だった僕が思ったほどの、大きなものでした。
少し大げさな表現ですが…
日本海の沖合いでポイントに到着し、そのヘビーなタックルを、船べりに設置した「ラーク」(竿置き)にセッティング!
「なるほど!」
(上記写真はイメージです)
釣り方的には「船でのフカセ釣り」(完全フカセか、カゴフカセかどちらか…)でした。
今ではスタンディングで、ロッド(竿)を手に持ち、ロッドのティップ(竿先)か、手元に感じる当たりを取るルアーフィッシングをすることが伊丹は多いのですが、実はボートの置き竿で当たりを取る釣りも、大好きですね。
この真鯛釣りは、竿をラークに装着したままリールのクラッチをフリーにして、軽く100メートル以上ラインを出していき、その先の漁礁に集まっている真鯛に刺し餌を送り込む「横に狙っていく」釣りでした。
その刺し餌を真鯛がくわえると、ゆっくり流し出していたラインが、一気に音を上げてダッシュをしたりするのです!
気持ちいい瞬間ですよ!
確かその後は、竿を手持ちに変えてラインを止め、合わせを入れたり、電動で巻き上げる…。
時には、わざと手巻きで魚の引きを味わった記憶があります。
このフカセ釣りも大好きです。
その他、大阪湾でよくしていた置き竿の釣りは、同じくラークに竿を掛けて、太刀魚テンヤを海底から水面に向けて電動リールでゆっくり巻き上げる。
つまり「縦に誘っていく」釣りですが、竿先に出る太刀魚の強烈な当たりも繊細な当たりも、眼で見て楽しみながらその時の状況に合わせてフッキングさせる!
上記の「横に狙っていく釣り」と「縦に誘っていく釣り」共に、途中で釣り人がラインを手で操作して、手釣りのような誘いの仕草も入れたりしながら、より当たりを増やすなど、様々なコツがあります。
ほとんどのボートに取り付け可能な竿受けを活用すれば、アフトデッキ(後方デッキ)に装備したアフトステーションスペースからの操船で、手前船頭をしながらポイントに入り仕掛けを入れる、そして釣り方によっては潮や風を見ながら釣りやすいように船を操船し微調整が出来るなど、ボートフィッシングの楽しさ倍増です!
魚を釣り上げたときには、「釣れた」のではなく、自分で狙い通りに「釣った!」魚である自信が持て、一層ボートフィッシングの楽しさに気づくことでしょう。
伊丹はボートでのルアーフィッシングをすることが多いですが、実は餌を使って置き竿でのボートフィッシングも大好きなのです。
皆さんも各釣具メーカーさんから出ている便利アイテムを活用して、自分流のボートフィッシングを見つけてみてくださいね!