伊丹章も守っている、海上ならではのルール・マナーとは?
こんにちは!フィッシングナビゲーターの伊丹章です!
全国にはボートを停泊させられるマリーナ・ヨットハーバーは、いったい何件あると思いますか?
私、伊丹が小型船舶1級免許を取得した10年以上前には、およそ600件ほど存在しているとも聞いたことがあります。
ボートオーナー、釣り人、その他大勢の方々が集えるマリン情報発信基地の1つがマリーナ・ヨットハーバーですよね。
そのマリーナには夜明け前から釣り人の姿が。
「なんでそんなに爽やかなんだろう~」
と思うほどの笑顔で、初対面の方ともご挨拶。
そのコミュニケーションでは、昨日までの釣果や、本日の海上の天気予報、潮の状態などの会話で盛り上がります。
プレジャーボートで釣りをされる方の中にも、海に出てからは無線機を使って仲間とコンタクトを取る方もいらっしゃり、釣れているポイントに終結していきます。
もちろん無線機を持たない方でも、今ではインターネット上でも釣果情報を入手でき、釣れている海域に集結です。
そんなポイントには、漁師として魚を獲っている方もいれば、遊漁船、プレジャーボートなど、色んな立場の方々が姿を現します。
そんな時に気をつけたいのは、漁師の方々のお仕事の邪魔にもならないようにすること。
例えば、魚介類が立派に育つよう禁漁期間や禁漁エリアが定まっていたりします。
限りある資源や環境を守りたいですね。
ネット上で調べてでも、それらの決まりごとを守りながら僕たちは趣味の釣りを楽しみます。
海上では漁師の方や各船長さんと、たとえ声は届かなくても様々な方法で挨拶を交わし、譲り合いの精神を持ちながら、1匹ずつ魚を楽しく釣り上げていきます。
「笑顔は間違いなく連鎖します!」
マリーナでも海上でも、一人が笑顔で話しかければ、皆が笑顔で返してくれ、
しかもその笑顔の心が、船の走りや、釣り方にも現れてきます。
それに気づいた多くの方達は、快く受け入れてくれるはず。
人間として当たり前のコミュニケーションですが、広い海域では特に率先して笑顔でいるように心がけます!
皆さんもきっと同じ気持ちですよね。
更に波止からも釣りを楽しむ方が大勢いらっしゃいますので、特に湾口付近では、ボートで岸寄りを航行してしまいがちですから気をつけたいですよね。
岸釣りをされている方の邪魔にならない距離を保って、引き波が極力たたないようにスローのまま走行するように、伊丹も心がけています。
さて、実際に楽しいボートフィッシングをする為に「自分の身は自分で守る」事を伊丹も一番の基本だと考えています。
まず出船前にはマリーナで船体の外観に、そして船体に乗り込んでからも何か問題がないか様々な確認点検!
法定備品は揃っているか。
検査手帳は積んでいるか。
免許証は所持しているか。
そして、帰港するまでの十分な燃料の確保、食料・水分などの確保も忘れることなく、出船準備は進みます。
あ!ライフジャケット、釣り道具、釣り餌、クーラーボックス+氷もお忘れなく!
ちなみに、マリーナで停泊していたときに使用していたロープや、バンパーなども忘れずに船内に積んで出船した方が、途中で給油が必要になったり、何かトラブルなどで何処かに係留することになっても安心ですよね。
その他、海上であったら良かったなあ~と思うアイテムとしては
① 双眼鏡…魚釣りでナブラ(魚が小魚の餌を食べるため海面で跳ねている姿)を探したり、仲間の船を捜したり、濃霧などで視界が悪くなった時にも役立ちます。
② 大き目のバスタオル…海上ですので、いつどれだけ濡れてもいい様に、拭けるタオルとしてはもちろん、仲間が昼寝などをする時に枕や布団代わりに使用したり、座っているシートの隙間に挟みたい箇所が出てきたりした際に重宝します。
③ スマホ・携帯電話…もうこれは必須ですよね。いざという時の連絡手段です。モバイルバッテリーも持参すると安心です。
そして「海のもしもは118番」これもお忘れなく!
快適で楽しいボートフィッシングをする為には、マナーやルールをしっかりと守り、必要となる備品や便利グッズなど、忘れないよう確認しましょう。
まずは出船から帰港まで「笑顔でのコミュニケーション」を大切に、大海原へ出かけてみてくださいね。